バートンのビンディング選びはサイズ表の読み方がカギです。自分のブーツサイズに合ったモデルと設定を知ることで、滑走中の疲れや違和感を減らせます。ここでは表記の見方や判断基準、モデル別の傾向まで、迷わず選べるポイントをわかりやすくまとめました。
バートンのビンディングのサイズ表で迷わず選べるガイド
最短でわかるおすすめサイズ表
バートンのビンディングサイズ表は、S・M・Lなどのサイズ表記とブーツのcm表記が基本です。まず自分のブーツの実寸を確認し、サイズ表の対応cmに合致するグループを選びます。短く確認したい場合は、ブーツのcmが表記の真ん中あたりに収まるサイズを選ぶと無難です。
サイズ表にはモデルごとの推奨ブーツ範囲が書かれているので、それに沿って選ぶだけで基本的なフィットは得られます。もしブーツが範囲の端にある場合は、次のサイズを検討するか、調整幅を考慮して選択します。フィット感が気になる場合は、購入前に試着してトゥとヒールの出方を確認すると安心です。
一般的なブーツサイズ別の目安
一般的な目安として、男性用の小さめはSが主に24.5〜26.5cm、Mが26.5〜29.0cm、Lが29.0cm以上とされることが多いです。女性用やキッズは別表記で、対応cmが若干小さく設定されています。ブランドやモデルで幅があるため、必ず各製品の表にある対応cmを確認してください。
足の実寸が表の下限に近い場合は上のサイズを選ぶと窮屈さを避けられ、上限に近い場合は下のサイズでホールド感を優先する判断ができます。もし中間サイズで迷うときは、滑り方(安定重視か操作性重視か)やソックス厚を考慮して決めると失敗しにくくなります。
境界ラインでSかMか迷ったときの判断例
サイズ表の境界ラインで迷うときは、まずブーツ実寸と表の範囲のどちらに近いかを確認します。距離が僅差なら、足幅や甲の高さ、履くソックスの厚さも判断材料になります。幅広や甲高の人はワンサイズ上、細身の人は下を選ぶとよいことが多いです。
滑り方でも選び分け可能です。安定性を重視するならタイトなフィットのほうがレスポンスが良く、操作性を重視するならやや余裕を持たせたほうが動かしやすいです。試着が難しい場合は、返品交換ポリシーを確認しておくと安心です。
Step Onモデルでのサイズ選びの注意点
Step Onはブーツとビンディングの相性が直接性能に響く仕組みです。専用ブーツとの密着性が重要なので、推奨される対応cmにできるだけ近いサイズを選んでください。少しのズレでも着脱性やホールド感に影響します。
また、Step Onは甲周りやソール形状が合わないとロックがかかりにくくなることがあります。普段のブーツと同じcm表記でもモデルによってフィット感が違うため、可能なら実際に装着して確認することをおすすめします。店舗での確認やメーカーの適合表を参考にしてください。
サイズ表の読み方と主要規格の違い
サイズ表にある各項目の意味
サイズ表には対応ブーツサイズ(cm)、S/M/L表記、対応の男女別表記、適合するディスクタイプや使用対象(フリーライド・パークなど)が記載されています。対応cmは実寸を基準にしているため、靴の外寸ではなくインソール長や足長で比較するのが正確です。
ディスクタイプの欄は、ボードとの取り付け方式を示します。互換性を間違えると取り付けられないので、必ず自分のボードのディスク規格と合わせて確認してください。モデルによっては調整範囲や推奨トラクションパッドの高さなども記載されています。
SとMとL表記の見方
S・M・Lはブーツの長さや目安足長を示す簡易表記です。メーカーやモデルによって範囲が異なるため、表記だけで決めず対応cmを必ず確認してください。一般的にSは小さいサイズ、Mは中間、Lは大きめという理解で問題ありません。
サイズを選ぶ際は、表記通りの感覚でなく「自分の足長がそのサイズの範囲内か」を基準にしてください。幅や甲高がある場合はサイズ変動が必要になることもありますので、詳細な数値を見る習慣をつけると安心です。
cmとUS表記の換算目安
cm表記が最も正確ですが、USサイズ表記が併記されていることもあります。ざっくりした目安として、男性のUSサイズはおおむねcmに対して下記のような対応です:25.5cm=US7、26.5cm=US8、27.5cm=US9。ただしブランド差があるため、最終的にはcm基準で合わせてください。
女性用やキッズはメンズ換算とズレが出やすいので、表にある性別別の対応も参考にしつつ、自分の実測値と照らし合わせて決めることが大切です。
EST ReFlexと4×4の互換性の見分け方
EST ReFlexはバートン独自の柔軟なディスク方式で、4×4は一般的な4穴の取り付け規格です。バートンのESTは専用ボードソールを使うことでより柔らかいフレックスと接地感を実現しますが、4×4には取り付けられない場合があります。
見分け方は、ボード側のインサート配置を確認することです。ボードがEST対応と表記されているか、インサートがボード中心寄りに並んでいるかをチェックしてください。製品説明に互換性が明記されていることが多いので、購入前に必ず確認してください。
モデル別のサイズ傾向とStep Onの特徴
ジェネシスとカーテルのサイズ感の違い
ジェネシスは操作性と安定性のバランスが特徴で、比較的タイト目なフィット感を好む設計が多いです。一方カーテルはレスポンス重視でやや柔らかめのフレックスが多く、着用感は若干ゆとりがある作りです。どちらが合うかは好みや滑り方で判断するとよいでしょう。
幅や甲の形状で感じ方が変わります。フィット重視ならジェネシス、操作を重視して足の動きを出したいならカーテルが向くことが多いです。購入前に実際の試着や口コミを参考にしてください。
フリースタイル系のサイズ傾向
フリースタイル系のビンディングは動きやすさを重視して、ややコンパクトで軽い設計が多くなります。サイズ感としてはレスポンスを確保するためにタイトなフィットを推奨するケースが目立ちますが、柔軟性を残すモデルもあります。
パークやジブを中心に滑る人は、足の自由度を優先してワンサイズ上を選ぶこともあります。ソックス厚や好みの締め付け感を加味して検討してください。
Step Onは甲周りのフィットが重要な理由
Step Onはブーツとビンディングが直接ロックするため、甲周りの形状が適合しないと着脱やホールドに問題が出ます。甲が高いとロックがかからなかったり、低いとガタつきが出ることがあります。
そのためブーツの甲周囲がビンディングの推奨範囲に収まるかを確認することが重要です。試着時は必ず着脱のしやすさと、ロックした状態でのダイレクト感をチェックしてください。
レディースとキッズの表記の差
レディースやキッズはメンズ表記と数値のレンジが異なります。女性用は一般的に細めのラストや柔らかめの素材設定が多く、キッズは成長を考慮した余裕のある設計になっています。サイズ表には性別ごとの対応cmが明示されていることが多いので、それを基準に選んでください。
またキッズは成長に合わせて調整範囲が広く設計されている製品もあるため、長期使用を見越す場合は注目するとよいです。
ブーツサイズから正しく合わせる手順
ブーツのcmを正確に測る方法
ブーツのcmは靴の外側ではなく、足の実寸を基準に測ると正確です。硬い床にかかとをつけて紙に足を写し、つま先の一番出ている部分からかかとまでの距離を測ってください。両足で長さが違うことがあるので、長い方を基準にします。
ソックスを履いた状態で測ると実際の装着時に近い値が出ます。測定は立った状態で行い、足の幅や甲高もメモしておくと選びやすくなります。
トゥとヒールのはみ出しチェック基準
ビンディング装着時のトゥやヒールのはみ出しは、板の操作性と安全性に影響します。トゥが出すぎるとエッジング時に干渉し、ヒールが出すぎるとテールのコントロールが曖昧になります。理想的にはトゥとヒールともにソールが板の端から大きくはみ出さないレベルに収めます。
具体的には、はみ出しがごく小さいか、板のエッジラインとほぼ整列している状態が望ましいです。大きくはみ出す場合はビンディングを中央寄せに調整するか、サイズを見直してください。
試着時に見るフィットの確認ポイント
試着時はまず足先の余裕と甲の当たり具合を確認します。つま先が圧迫されていないか、踵が前後に滑っていないかを重点的にチェックしてください。ベルトやストラップを締めたときに均一に力がかかるかも見ます。
着用して軽く屈伸したときに痛みや異常な圧迫がないか、足の側面が圧迫されていないかを見ます。Step Onの場合は着脱の感触とロックの確実性を必ず確認してください。
調整でフィットを改善する簡単な方法
フィットが合わないときは、まずストラップ位置や角度を微調整してみてください。ヒールカップの位置を変えることで踵のホールド力が改善する場合があります。バインディングの角度や前後位置を変えることでも微妙なフィット調整が可能です。
インソールを替えて高さを調整する方法も有効です。厚めのインソールで甲周りを補正したり、踵部分に薄いパッドを入れてホールドを強めるといった工夫で快適さが向上します。
バートンビンディング サイズ表で間違えないための総まとめ
バートンのサイズ表は基本を押さえれば選びやすくなります。まずは自分の足の実寸を正確に測り、対応cmを基準にS・M・Lを選んでください。境界線上なら足幅や甲高、滑り方を考慮して決めると良い結果になります。
モデルやディスク規格の違い、Step Onなら甲周りの適合などもチェックポイントです。試着できるなら必ず実際に装着してトゥ・ヒールの出方や着脱感を確認し、必要なら調整で微調整してください。これらを押さえることでミスマッチを避け、快適な滑走につなげられます。

